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日本の近代戯曲研修セミナー in 東海

2019
 つぼうちしょうようショー

坪内逍遥SHOW

戯曲公開リーディング

一般参加者募集

 

文化庁委託事業「2019年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」

 明治の文豪・坪内逍遥は岐阜県美濃加茂市に生まれ、多感な少年期を名古屋市で過ごした。その後上京し、早稲田大学で教鞭をとる傍、小説をはじめ、日本初の近代劇的史劇の創作やシェイクスピアをはじめとする欧米戯曲の翻訳。そして演劇改良運動の旗手として文芸協会を設立。逍遥SHOWは、日本近代劇の道程を拓いたこの先駆者のありようを、その戯曲と翻訳作品の両面から、解体し、学ぶ試みである。

[坪内逍遥の戯曲を読む]

 

史劇「沓手鳥孤城落月」をテキストに、在名ベテラン俳優を交え、その戯曲としての評価点、疑問点について読み説きながら討議。その結果をリーデイング形式の上演として一般公開する試みです。

★逍遥の歴史劇
「沓手鳥孤城落月」(ほととぎすこじょうのらくげつ)史劇、三幕。明治三十八年五月、大阪角座において十一世片岡仁左衛門等によって初演。
大阪落城の前夜人質である千姫の脱出を知って淀君は半狂乱となる。秀頼は見かねて自らの手で母を殺そうとするが、左右の者に止められる。一方秀頼母子の助命を家康の許へ願い出た片桐且元は、その願いがいれられ、病体をおして母子救出のために城へ帰ったが、すでに天守に火の手はあがり、秀頼母子は自害したと知る。馬上で来た家康も且元をあわれみなぐさめるが、彼は遂に絶命する。
「桐一葉」とともに、大阪落城を扱った二部作である。淀君の性格と且元の心理がこの両作を通じて示されているが、この作では一層の発展をみ、歌舞伎の劇術上にも新生命を与えたものとされる。

 

コーディネーター菊本健郎(きくもとたけお)

学生時代のアルバイトをきっかけに芸能の裏方の道へ。舞台、放送の構成、演出、舞台監督などの業務に従事の後、仕事の中心を演劇に絞り、愛知を基盤に関東、関西で劇作、演出の任にあたる。これまでの演出作品のうちには、近松門左衛門作品をはじめ、浄瑠璃、歌舞伎脚本の補綴演出作品多数。名古屋演劇ペンクラブ賞、名古屋市芸術奨励賞、松原英二若尾正也記念演劇賞、名古屋市芸術祭特別賞などを受賞。日本演出者協会、CBCクラブ会員。

 

●出演者:名古屋放送芸能家協議会=舟木淳、松原実智子、白濱洋介、伊東佳代、山本恭史、覚子|日本演出者協会東海ブロック=岡田一彦、かこまさつぐ、神谷尚吾、川村ミチル、西尾武、みなみ津姉

 

名古屋放送芸能家協議会とは・・・五十年以上の歴史を持つ、中部地区で活躍中の芸能家、実演家により構成される団体です。会員を中心とした技術向上のための研修会などを開催するとともに、福利厚生の提供も行います。

 

■参加内容=見学[有料 1回500円]

※公開リーディングのチケット購入者は無料

※出演者の募集はありません

日程:2020年2月18日(火)、19日(水)、20日(木)

時間:13時~17時

料金:1回500円

定員:20名

会場:港文化小劇場 練習室

[逍遥 ロミジュリ]

 

~坪内逍遥版「ロミオとジュリエット」のリーディングをするワークショップ~

日本で最初にシェイクスピア作品を翻訳した坪内逍遥。シェイクスピア作品の中でも最も知られている『ロミオとジュリエット』の「バルコニーシーン」や「二人のすれ違い死のシーン」など有名なシーンを中心に、逍遥訳の「ロミジュリ」リーディングに挑みます。現代口語とは違った文語調の名調子訳を楽しみましょう。

 

コーディネーター齋藤敏明(さいとうとしあき)

1960年、福井県生まれ。名古屋大学工学部建築学科中退。大学入学後、大学の劇団にて演劇を始める。その後、劇団を結成、劇作、演出を、手掛けた後、イベント、演劇などの制作会社を設立。94年、会社解消後はフリーの演出家として、名古屋を中心に活動。演劇公演、市民参加劇、ミュージカル、オペラ、ステージイベント、コンサートなど、幅広い分野にわたって、構成、演出を数多く手掛けている。大同大学 情報学部情報デザイン学科メディアデザイン専攻非常勤講師。名古屋ビジュアルアーツ 非常勤講師。日本演出者協会会員。

 

■参加内容=講座参加・公開リーディング出演

定員:15名(先着順)

※参加資格:稽古に最低でも4回参加、リハーサル・本番に参加・出演可能な方

講座スケジュール

● 講座(18時~21時)

   2月12日(水)、13日(木)、14日(金)、18日(火)、19日(水)、20日(木)

● リハーサル(18時~21時)

   2月21日(金)

● 公開リーディング本番(11時~12時頃)

   2月22日(土) ※本番日の会場入り時間は前日までにお知らせします

​●講座参加費:7,000円

●会場:港文化小劇場 練習室 ※2月21日(金)、2月22日(土)はホール

[特別講座]

公開リーディングチケット購入者限定!特別講座!

公開リーディングの入場チケット購入者限定の特別講座です。

日時:2020年2月22日(土)13時開演[12時30分開場]

 

講師 安田文吉氏

(東海近世文学会代表、名古屋芸能文化会代表、東海学園大学人文学部客員教授)

申込方法 TELまたはメールフォームからお申込みください

※定員になり次第募集は締め切ります

日本演出者協会 東海ブロック(みなみ)TEL.080-4536-9570

■公開リーディング入場料金

※公開リーディング入場チケットをお持ちの方は、見学[1回500円]が無料でご参加いただけます。

※日本演出者協会会員無料。

 

◯午前の部[逍遥 ロミジュリ]

2020年2月22日(土)11時開演(10時30分開場) 1,500円

 

◯午後の部[坪内逍遥の戯曲を読む]

2020年2月22日(土)15時開演(14時30分開場) 1,500円

 

◎2公演通し券 2,000円

■チケット取扱い

●日本演出者協会 東海ブロック 

TEL予約(080)4536-9570(みなみ)

Web予約 日本演出者協会東海ブロック予約フォーム(下記)

 

●名古屋市文化振興事業団チケットガイド

TEL(052)249-9387(平日9:00~17:00/チケット郵送可)

 

★名古屋市文化振興事業団が管理運営する以下の施設窓口でも、お買い求めいただけます☞文化小劇場、芸術創造センター、青少年文化センター(アートピア)、市民ギャラリー栄、演劇練習館(アクテノン)、東山荘、名古屋能楽堂

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【日本の近代戯曲研修セミナー】とは

 日本演出者協会が、新進芸術家育成事業のひとつとして文化庁より委託を受け、主に東京・名古屋・大阪において2009年から開催。日常ではあまり触れることのない近代戯曲の名作を、様々な形での研修やリーディング形式での上演を行い、演出に関わる者の勉強の機会として、また、広く紹介する場として実施。

■STAFF

舞台監督 かこまさつぐ、渡昭徳

照明 花植厚美(flower-plant)

音響 後藤佳子

企画アドバイザー 菊本健郎

制作「日本の戯曲研修セミナーin東海2019」実行委員会

宣伝美術 みなみ津姉

WEBデザイン 小熊ヒデジ

 

■主催:文化庁、一般社団法人日本演出者協会

■共催:名古屋市北文化小劇場

■協力:名古屋放送芸能家協議会

■会場協力:名古屋市港文化小劇場

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